私たちのタイ仕入れツアーやOEM・ODM製作で人気があるのがレザー商品。中でもクロコダイルレーザーの商品は高い人気があります。

理由としましては、一般的にクロコダイルは高級品です。高級品なのですが仕入れ価格はそれ程高くありません。



またタイ仕入れが流行っているというのもあり、他のツアー業者さんもタイ仕入れではクロコが売れる!クロコがアツイ!と口を揃えて言っています。

その為、タイ仕入れのクロコの市場はある変化を迎えているように思えまして、本日はその事についてお話をしていきたいと思います。

二極化するタイのクロコダイル商品

このブログの他の記事でも書いたように、タイ仕入れが注目を集めていますのでマーケットが変わりつつあります。

こちらの記事を参照下さい。
ツアー業者が語る!タイ仕入れの今後の考察とは?トレンドではなくスタンダードを作ろう。

とにかく安く売る

上述した記事内にも記載しているように、競合が増えると必ずと言っていいほど安売りをする人が出てきます。

これは良い悪いではなく市場原理なので、悲観せずにこのようなものだと思って下さい。

クロコダイル革のグレードについて

私たちはクロコの1枚革を仕入れて製品にもしているのですが、革にもグレードがあり価格が変わってきます。

A +、A, B, C, Dという感じです。A+はほとんど市場に出回っていません。



マーケットで売られているクロコの革のグレードの殆どがC, Dです。

現在 クロコダイルの革はタイ全体では余っており、A +,A, Bは放っておいても売れていき、C, Dなど質の悪い革が投げ売りされている状態です。業者レベルの話ですが。



C, Dの革が悪いのか?見比べると確かに全く違うのですが、素人レベルだとまず分からないと思います。クロコはクロコですので。

革のグレードだけで1記事書けそうなのでそれはまた別の機会に書きますね。

製品としてのグレード

例えば財布の場合ですが、財布に使われている革全部がクロコダイルというわけではありません。主に外側のみがワニ革で、中は牛革やナイロンなどが使われています。

価格の違いは原材料の違いと縫製レベルの違い

原材料としてワニ革・牛革・ナイロンがあるのですが、ワニ革にもグレードがあるように、牛革にもグレードがあります。

高い牛革はイタリアンレザーなどが有名ですよね。



またナイロンは当然 牛革より安いです。

なのでクロコダイル商品といっても、中身がナイロンでペラペラになってしまっているものはとにかく安く、現在 市場に安く出回っているクロコダイル商品がこれに当たります。



縫製レベルは職人の質によるもので、縫製が上手い職人さんと下手くそな職人さんとでは仕上がりが雲泥の差です。なので商品を見るときは縫製レベルまで隅々と見てみましょう。

価値を高めた高級路線

一方でクロコを高く売っているショップがあったり、OEMで素材を指定して高級路線の商品を作る事も出来ます。タイのマーケットで革のグレードを指定できるショップは殆どありません。

店側もこれはAグレードだ!とか適当に言う場合がありますので注意しましょう。見比べないと分からないレベルですので。



仕上げのグレージング加工(磨き)している革は高くなりますが、一般のショップレベルでは取り扱いは難しいかなという印象です。

内側にもこだわる

私(飯野)の個人的にはナイロンのペラペラした財布ってダサいと思っています。大学生くらいがクロコダイル商品だと満足して使っている分には別にいいのですが。

割と財布とかは見られています。日常で使う機会が多いですからね。



なので個人的には内側もしっかりとした牛革の財布を使う方がカッコいいなと思うわけです。

※飯野の個人的な見解であり、人それぞれ価値観や選択の自由がある事は理解しています。

CITESについて

最近は多くの業者さんもクロコに関する知識がついてきたみたいでCITESについても言及をしています。

それにより仕入れをする人で私たちのツアーに参加せずに問い合わせで、CITES、サイテスと言ってくるのですが、まだ完全に理解されてない方がほとんどです。

Tourist CITES

タイのマーケットで仕入れた時に入手出来るのがこのTourist CITESになります。1商品につき1枚が必要になります。

マーケットで「CITES あるよー」と宣伝して、CITESを有料で販売しているお店もあるのですが、このような感じでタイ仕入れが増えくると、お店側もCITESをどんどん使う(お客に渡す)事になります。



こうなると私たちも何度か遭遇したことがあるのですが、「CITESが売り切れちゃった」というCITESの在庫切れ状況が出てきます。

Tourist CITESの落とし穴

ぶっちゃけて言えば、Tourist CITESがあったとしても日本では商用目的でも、お土産でもタイからのシャムワニの輸入は許可なしでは出来ません



経済産業省のCITESのページにこのように記載されています。



個人の方向けの特例制度に関する情報※該当の経済産業省のページに移動します。



経済産業省のお土産の特例制度でお土産目的だと4個までは許可申請なしで輸入出来るのですが、タイからシャムワニの輸入に関して言えばそれが出来ません

このタイの特例制度の適応外を空港の税関職員も知らない場合があるので、Tourist CITESがあれば4個までならお土産目的で通るかもしれませんが、それは税関担当者が知らないという前提になります

もし税関で止められたら最悪の場合は没収になります。

一般 CITES

商取引で利用されるCITESはTouristの物とは違います。Touristと別とするためにここでは一般 CITESと呼びますが、これは商取引において発注毎に必要書類を準備して申請するものです。

なので申請・CITESの取得には時間がかかります。必要書類が揃って1週間くらい。



ではこの一般 CITESは誰でも取れるのか?というと、タイに法人がある事、業者としての登録申請をする事、研修を受けることが必要になります。

弊社の社員も研修に行き、この社員のサインなしではCITESが入手出来ません。



また使用されているワニ革の識別番号が分からないと登録している業者でもCITES発行は不可です。

法規制に沿った正しいビジネス

ご存知の通りクロコダイルはワシントン条約に保護されている動物であり、それを取り扱うには外為法によって決められた正しい手順に沿った輸出入手続きが必要になります。

クロコダイル商品だからあまり法律と言われてもピンとこないのかもしれませんが、これが刃物だとしたら銃刀法に沿った手続き、また食品の場合は食品衛生法に沿った手続きが必要なわけです。



このような規制を知っててやるのと、知らないでやるのは大きな違いです。知らずにやってて捕まりました、罰金を取られましたでは悲しいですよね。

タイで逮捕された日本人

少し関連した別の話をしますと、先日 日本人がiQOSをタイで吸っている所を警察に捕まり罰金を支払う事になったそうです。

懲役10年、罰金50万バーツ(約170万円)が決まりなのですが、5万バーツ(約17万円)を提示され、2万バーツ(約7万円)に交渉したそうな。



タイではiQOSなどの電子タバコは禁止されており、最近厳しくなってきているのですが、クロコの取引に関してもこれと同じ事が言えます。

まとめ

クロコは儲かる!っというの間違いありませんが、「簡単に儲かる」というのは最近では違うかなという印象です。



私たちもクロコを扱っており、高級路線だけでなく 若い人でも気軽にクロコダイル商品を持てるような、そしてかつカッコいい商品の開発を行なっています。

競争が激しい安売り路線には私たちは参入しませんので、中級・高級クラスのクロコダイル商品をお求めの場合はお問合せ下さい。