2018年の4月より本格的に仕入れツアーのサービスを充実させ、ウェブ集客に力を入れてきて気づいた事があります。「タイ仕入れツアー」って何か増えてない?

以前に競合調査の為にサイトでのライバルたちを観察していた時は3社くらいがめぼしい感じかなと思っていましたが、最近「タイ 仕入れ」とかで検索するとかなり増えているなという印象がありました。


またチャトゥチャックマーケットに毎週末のように出かけており、仕入れのガイドをやっている日本人やタイ人をチラホラ見ます。

同業さんだなと思いながら特に気にしてはいませんが、これはこれからタイ仕入れをしたいと考えている方には市場の流れを考えて仕入れをした方がいいかなと思い私なりの考えをお伝えさせて頂きます。

ライバルが今後も増える可能性あり


私たちのお客さんにも中国仕入れをしていたけれども、ライバルが増えてきてだんだんと旨味(利益)が取れなくなってきたからタイ仕入れに切り替えたいという人が結構います。

また昨今の副業ブームというか収入を増やしたい、会社の仕事だけでなく自分で何かを始めたいという人がタイ仕入れをやりたいと参加して頂いております。


私たちも本格的に集客し始めて、市場調査をしたりマーケットを見始めたのがまだ1年ほどです。それまでは知り合いを定期的にマーケットに案内していた程度でした。

日本で輸入物販をされている協力者(コンサルタント)からも、コンサル生徒さんのタイ仕入れに関しての関心の上がり具合などを聞くと、この1年でかなり関心が高まっており参加者も増えています。


感覚知的には1年前はそれ程でもなかったのでまだまだ導入期のような感じでしたが、成長期に入ってきたのかなと思っています。

仕入れ商品もだいたい同じかも


私たちもこのサイトで情報発信しているのですが、タイ仕入れで売りやすいのが革商品、シルバー、アパレル、夏商品だとお伝えしています。

なので私たちのツアーの参加者さんで 「これからタイ仕入れを始めたいけど特に何を仕入れていいかわからない」という方には、革商品、シルバー、アパレル、夏商品と伝える事になります。



故にタイ仕入れをする初心者の多くの方がこれらの商品を取り扱う事になります。他のツアー業者さんのサイトやその他社さんのツアーに参加した人のブログなどを見ても同様な感じの印象です。

ライバルが増えると安売りする人がいる


これまではタイ仕入れの利益率・利益額はかなり高かったです。商品にもよりけりですが利益率が5割程取れるものもあります。

しかし、このようにタイ仕入れツアーの参加者が増え続け、同じような商品を仕入れて販売ばかりされると何が起こるでしょうか?



必ず安売りをしてくる人が現れます。以前は利益率・利益額も高かったのにライバルが増えてきて、販売のノウハウがない人は安売りをして価格勝負をする。

こうやって市場は飽和し、残る商品は2分化されるようになります。

・どこでも買えるコモディティ商品
・そこでしか買えないブランド商品



その中間の商品や周辺のニッチ商品も出てくるでしょうが、大まかの流れはこうなります。

転売だけだとコモディティになる


ちなみにコモディティとは一般的な商品であり、ティッシュとか水とかの日用品も含まれます。タイに来てマーケットに売っている物を仕入れて、日本のメルカリ・ヤフオクとか出品のしやすい所だけで売る事だけだと、その商品はコモディティ化するでしょう。

かなり多くの人たちが取り扱いますので同じ商品なら安くて、ちょっと信頼出来るところで買うというのが顧客心理。



でもその商品は成長期ではソコソコの利益を取りながら売れ続けますので、成長期だけを狙っていくのも戦略といえば戦略です。

ちなみにこのサンダルは昨年の夏 ヒットした魚サンダルです。中国製ですがタイのマーケットで小ロットで買えます。

これが売れすぎてマーケットで一時期 姿を見せなくなったくらいです。

OEMをすれば大丈夫か?

では転売ではなく自分の作ったロゴを入れたOEMにしたら大丈夫か?ただ単にマークを入れて「これは私のブランドです」と売っても売れません。Amazonの相乗りは防ぐ効果がありますが。

例えば、Tシャツとかでタグを変えるだけで自社分ランドですと言って、引き続きメルカリ・ヤフオクなどで売っても売れません。

ちょこっと仕様を変えれば売れるか?

他社と差別化という名目で大して必要のない仕様を変えても意味はありません。例えばアパレルでボタンを無駄に増やすとか。それいる?となります。

実際に商品を使うお客さんの利便性やデザインを考えてOEM制作するのであれば、それは大丈夫です。それを前面にアピールして他社との差別化としてもいいと思います。



でも気をつけなければいけないのは、目立てば目立つほど競合に簡単にパクられます。本当に売れる商品は意匠・商標・特許も含めた知財についてもカバーしなければ、どんどんライバルが相乗りしてきます。

クロコダイル製品の販売について

私たちもクロコダイルの革製品を推していますのでライバルの増加には懸念しています。ただクロコダイルに限っていえば単に転売して安売りをしているライバルとは違う戦略を立てています。

CITES – ワシントン条約


クロコダイルはワシントン条約に保護されている動物です。なのでタイからクロコダイル製品を輸出する時にはCITESという書類を入手しなければいけません。

そしてマーケットで仕入れるだけだとこのCITESを発行してくれない所があります。この書類なしで5個、10個とハンドキャリーで持って変えると、日本の空港の税関で開けられた時に没収(破棄 or 送り返す)になる可能性があります。

オーダーすればいいのか?


オーダーして輸送しても同じでCITESがなく正式な輸入申請をしないと貨物が税関で開けられた時に没収(破棄 or 送り返す)となります

税関でもだんだんと規制を厳しくするようになります。場合によっては私たちからも税関にクロコダイルが違法に輸入されていると警告もしていきます。



そうなると正しい手続きをなしにクロコダイルの取引をする事が難しくなります。正規の方法でクロコダイルの仕入れをご希望の場合はお問合せを下さい

タイ仕入れに希望はあるのか?


これまで散々タイ仕入れのマーケットの今後の変化について、他の業者さんやブログで発信している人が言うような「タイ仕入れは希望に満ちている!」というようには お伝えしていないので、まだ始めていない方はタイ仕入れをやっぱり止めようかなと思われたかもしれません。

しかし、どの商品・市場であっても、導入期、成長期、成熟期、衰退期のサイクルはあります。私の感覚値的には現在 タイ仕入れは成長期です。



だから今始めるのはまだ波に乗れると思っていますが、近い将来には必ず衰退していきます。現在の中国仕入れのように。無くなりはしませんが確実に勢いは止まります。

どうすればいいのか?


成長期、成熟期、衰退期を迎えて行く市場のなかで生き残るにはどうすればいいのか?総合的な仕入れ力・販売力がないと生き残れません。

単に仕入れたものをそのまま転売するという方法だけでは厳しくなっていきます。

総合的な仕入れ力とは

お客様が欲しいものを欲しい価格で提供出来るように最大限の工夫と努力をする事です。まずお客様は何が欲しいのか?何に悩みを抱えているのか?

それをお客の予算にあった価格で提供する為にはどうすればいいのか?

総合的な販売力とは

メルカリ・ヤフオクといった参入が簡単なものだけでなく、Amazon、楽天、ヤフーショップなどのショップを作る。

それだけでなく販売企画をしたり、プレスリリースで雑誌などのメディアに掲載させてのブランディング、卸販売、リアル店舗販売、オウンドメディア作成、広告運用などなど。

ここでは書ききれないので、私(飯野)の個人ブログにこれらの方法や考え方をまとめております。

http://bekkaku-biz.com/gensoku/

まとめ

日本とタイの関係はすこぶる良好です。ニュースでもパクチーが日本でブームになっていたり、訪日外国人のNo.1がタイ人であったり。

タイもTTPに参加を検討していたり。日本企業もタイへの支援・参入をどんどんしています。日本とタイという国は更に近づいていっていると思います。


現在は安い中国製品がマーケットに並んでいますが、一部の商品群においては日本でMade in Thailandがスタンダードになるのではと考えております。

そういう意味で日本とタイの架け橋となり、トレンドだけを追い求めてネットだけで一瞬儲けて離れていくのではなく、中長期的に日本とタイでスタンダードになるビジネスを構築していく事を考えてもいいのではと思います。